子供の矯正歯科
- 子供矯正歯科とは|
- 不正咬合によるデメリット|
- 噛み合わせの発育と矯正歯科治療の内容|
- よくない歯並びの主な原因|
- よくない歯並び(不成咬合)いろいろ|
- 子供の矯正治療の流れ|
- 子供の矯正歯科装置のいろいろ|
- 子供矯正歯科Q&A|
子供の矯正歯科とは

近頃の若年者には、凸凹の歯並びや噛み合わせの悪さが目立ちます。これらを総称して「不正咬合」といいます。
不正咬合は咀嚼器官の健全な成長発育を妨げるばかりでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼし、時には心理的なコンプレックスを招くことさえあります。
矯正歯科治療とは不正咬合をきれいな歯並び、よい噛み合わせにして健康な体と心をつくるための歯科治療なのです。
不正咬合によるデメリット
- 虫歯になる
- 歯周病になる
- 咀嚼機能が低下する
- 顎関節症になる
- あごの成長不全をきたす
- 胃腸障害を起こす
- 正しい発音ができない
- 悪い姿勢を招く
- 集中しにくい
- 非社交的になる
噛み合わせの発育と矯正歯科治療の内容

乳歯が生え始めてから10数年を経て永久歯咬合が完成します。この間、噛み合わせに不正が生じた場合には通常、次のように二期に分けた矯正歯科治療をします。
初期治療
3歳~12歳までの永久歯咬合完成間の治療です。この時期は旺盛な成長発育があるので、比較的単純な装置で治療します。
本格治療
永久歯咬合がほぼ完成し、大きな成長発育の時期が過ぎてからの治療です。
よくない歯並びの主な原因
遺伝
あごや歯の形は遺伝子やすいので、例えば親が著しい受け口ですと、子も同じく受け口になる可能性があります。しかし、その症状がはっきり現れるのは第二次成長期を迎える12歳以降ですので、対策を講じておけば不正咬合を最小限に抑えることができます。
病気
「鼻づまり」や「扁桃腺肥大」で口呼吸によって歯列の横幅が狭くなり、上の前歯が押しだされ、上顎前突になったり、顎骨の中にできた腫瘍や、のう胞によって歯が著しく移動することもあります。
癖
乳歯が生えそろってから永久歯が生えるまで長期にわたって指しゃぶりが続くと開咬という不正咬合になったり、時には上顎前突になったりします。他にもいつも唇をかんでいたりタオルをかむなど色々な癖により不正咬合になることがあります。
乳歯の虫歯
乳歯の虫歯を治療せずに放置すると、咬み合わせがずれたり、あとから生えてくる永久歯の形成不全や位置異常を招きます。
乳歯の早期喪失
永久歯は前へ前へと動く習性があります。乳臼歯などが早期に崩壊したり脱落してしまうと、直ちに前方へ移動してしまい、結果として八重歯などになってしまいます。
歯の交代トラブル
乳歯から永久歯に交代する混合歯列期に永久歯の生える順序が乱れると歯列や咬み合わせの形成が妨げられ、不正咬合になります。
よくない歯並び(不成咬合)いろいろ
下顎前突(受け口・反対咬合)
下の前歯が上の前歯より前に出ています。まず、前歯の反対やあごの前後関係を改善する初期治療をし、永久歯列が完成して顎の成長量が少なくなった時点で本格治療をします。
初期治療
| 治療開始時 8歳 | 治療終了時 9歳 |
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本格治療
| 治療開始時 18歳 | 治療終了時 20歳 |
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叢生(乱ぐい歯・八重歯)
あごの大きさが調和せず、凸凹に生えたり重なり合って生えています。
永久歯列期に、歯列全体を対象として本格治療をします。
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初診相談時 9歳 ![]() |

本格治療
| 治療開始時 16歳 | 治療終了時 18歳 |
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上顎前突(出っ歯)
上の前歯や歯列全体が前に突き出ています。
前歯の関係とあごの関係を改善する初期治療をします。
| 治療開始時 10歳 | 治療終了時 11歳 |
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開咬
あごを閉じて噛み合わせても上下に歯にすき間ができて噛み合いません。舌や唇の癖を是正しながら初期治療をします。
| 治療開始時 7歳 | 治療終了時 9歳 |
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交叉咬合
右の奥歯の噛み合わせが反対になっています。
| 治療開始時 6歳 | 治療終了時 7歳 |
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過蓋咬合
下の前歯が上の前歯に深く覆われています。
| 治療開始時 12歳 | 治療終了時 14歳 |
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子供の矯正治療の流れ
- ご相談
- 矯正治療の一般的なお話やご質問にお答えいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
- 精密検査
- 最善の治療に必要な情報を得るため、虫歯のチェック、模型レントゲン写真撮影など検査を行います。その後 、結果を分析し治療計画を立案します。
- 診断と治療計画の説明
- 検査結果をもとに治療期間。費用を含めた治療計画を説明いたします。
- 予防歯科指導、PMTC
- 矯正治療に先立ち患者さん一人一人に合わせた歯磨き指導と歯のクリーニングを行います。
- 矯正装置の装着 第一期治療
- 装置は患者さんの不正咬合に合わせて準備します。
治療内容に寄りますが、治療期間は1年程度で通院は1ヶ月に1回になります。 - 矯正装置撤去、保定装置装着
- 矯正装置を外し、保定装置を使って永久歯の生える場所を確保します。
- 歯の生え変わりの観察
- 一年に2~4回・・・無料
- 精密検査
- 永久歯が生えそろったら再び検査を行い、第二期治療の治療方針を決定します。
- 矯正装置の装着 第二期治療
- 全ての歯に装置を付ける本格矯正です。治療期間は2年程度で通院は1ヶ月に1回になります。
- 矯正装置撤去、保定装置装着
- 矯正装置を外し、保定装置を使って”きれいになった歯ならび”を固定し安定させます。
- アフターケアとメインテナンス
- ご希望により矯正治療後の歯のクリーニングやホワイトニングなどについてもお受けいたします。
子供の矯正歯科装置のいろいろ
可撤式・・・取り外せるタイプで、本人が着脱します

固定式・・・本人には取り外せないタイプです

子供矯正歯科Q&A
- 痛みますか?
- 装置を付けた後や調整した後2、3日は多少の痛みを感じる場合があります。
- 通院の間隔はどのくらいですか?
- 矯正歯科装置を使う動的治療中は、月に1 度のペースで通院していただきます。保定期間に入れば、3~6ヶ月に1度の通院になります。
- 歯を抜かないで矯正歯科治療ができますか?
- 上あごと下あごのバランスが良く、歯が並ぶスペースがあれば、抜歯せずに矯正治療できます。子供の矯正治療は、顎骨の成長を利用できるので、歯を抜かずに済むことも多いですが、抜歯するかどうかは精密検査に基づいた診断によります。
- 治療後に歯が元にもどりませんか?
- 矯正歯科装置をはずすと歯は元の場所にもどろうとするので保定装置を使います。使用期間は通常2、3年ですが、もっとかかる場合もあります。










